理学療法士の起業・開業は失敗する?起業・開業を【絶対に】勧めない理由3選

こんにちは!

私は、日本リハフィット協会を約2年ほど前に立ち上げました。
いわゆる、「起業」をしました。そんな立場からの記事です。

早速…
理学療法士として、将来的に起業を考えているものの、実際は不安だらけではないですか?

実は、この記事で紹介する『理学療法士に起業を勧めない理由』を知ると、理学療法士の起業はそんなに甘くないことが理解できます。

なぜなら、私は実際に起業してみて、自分の甘さを痛感したからです。

この記事では、理学療法士に起業を勧めない理由を解説した上で、起業に向けた行動をご紹介します。

記事を読み終えると、起業に向けてやるべきことが見えてきます。

起業

起業を勧めない理由①経営に関して無知

理由の一つ目は、「経営に関して無知」です。理学療法士になるための勉強を思い出してみてください。
高校受験、大学受験、国家試験受験、就職試験…
この中で「経営」に関する勉強はありましたか?
ないと思います。

大学や専門学校で習うのは、「解剖学」「運動学」「実技」など…
経営を勉強しない環境で過ごしてきたわけです。

起業をするのであれば、「経営能力」は必須スキルです。
経営を学ぶことはもちろん、実践力もそれ以上に必要です。

そんな起業家の中で、「経営」に関して無知というのは不利です。
ここでは、特に病院経営に絞り、無知になってしまっている理由をご紹介します。

病院を経営するために

病院

まず、病院も当たり前ですが、経営能力が必要です。
病院も、医療サービスを提供して患者さん(国)から費用をいただくビジネスです。

少なくとも、病院の経営は次の3つのstepが必要です。

①集客

②契約

③診療(理学療法)

①集客

当たり前ですが、患者さんが来なくてはサービスを提供できません。
患者さんが0であれば、売上も0です。

病院を続けることができません。

そのため、集客を行う必要があります。
「病院なんだから、集客なんてしなくても自然に集まるでしょ?」と思ったそこのあなた!

試しに比較的新しい病院やクリニックのホームページをご覧ください。
めちゃくちゃキレイで、お金を使っていると思います。

なぜか?
集客するためです。
キレイな外観にしたり、看板をかかげたり…全ては集客のために色々としているのです。

病院だから、集客しなくて良いわけではないのです。

②契約

提供する医療サービスに対して患者さんが受けると決め、お金を支払います。
集客して患者さんが来ても、診療を受けてくれないと、売上は0です。

極端にいうと、1,000名の患者様が来ても、だれも診療を受けてくれないと、売上は0です。
しかも、人件費がかかっているので、赤字です。

なので、病院として売上を上げるためには、集客→契約の流れまでは避けて通れないです。

③診療(理学療法)

ここで初めて、契約に合わせて診療を提供します。
理学療法士の場合、理学療法です。

疾患や時間(単位)に応じて、単価は変動します。
ここで重要なのは、リピート患者さんにすることです。

もちろん、1回で良くなって来る必要がなくなるのは理想です。
ただ、1回で良くなっても、再発予防や運動継続など、することはありますよね?

なので、基本的にはリピートを作ることがポイントです。
そうでないと、①の集客を永遠に行う必要があります。

常に新規患者さんを呼び続けないと、病院の経営が成り立たないのは、健全ではありません。

理学療法士が関わるポイントは、診療(理学療法)だけのことが多い

病院の経営では、①〜③のビジネスの基本が学べます。
ただ、現場の理学療法士はどのポイントを関わっているでしょうか?

多くは、③(理学療法)だけだと思います。
そのため、学校で経営を学ばず、実際の臨床現場でも経営を学べていないのです。

補足:競合調査

経営に関して、無知なポイントにもう一つあります。
それは、競合調査です。

簡単に言えば、同じようなビジネスを提供している企業や個人の状況を調査することです。

例えば…

あなたは、パーソナルトレーニング系のサービスをしようと考えたとします。
「理学療法士は身体の専門家だ!高齢者や疾患を有している人に、個別にパーソナルトレーニングを提供する事業はニーズがありそうだ!」

こう考えたときに、ライバルとなるサービスは…??

競合1)整体院・接骨院
整体師さんや柔道整復師さんも、同じように個別に提供しようと考えています。
接骨院だと、保険なので安いです。

競合2)外来リハビリ
外来リハビリも、個別にトレーニングを提供することもあるので、競合となります。
しかも、保険なので安いです。

競合3)通所リハ・訪問リハ
介護保険内サービスで、これも同じように個別でトレーニングを提供できます。
同じく、保険なので安いです。

競合4)パーソナルジム
パーソナルトレーナーさんも競合となります。
大手のパーソナルジム育成組織では、高齢者や疾患を持っている方への独自プログラムが開発されています。
しかも、パーソナルトレーナー系の資格講習では、ビジネスの内容が必ずといって良いほど含まれています。

競合5)自費リハビリ系の同業他社
まさしく、事業がほぼかぶっているパターンです。
地域もかぶっていると、かなりの競合となります。
「理学療法士」という特徴は、相手も使っているため、「理学療法士」「個別」「保険外」以外に特徴をつくる必要があります。

そうなんです。
理学療法士がパーソナルトレーニング系サービスを起業するときには、こんなにも競合がいるのです。

自分が起業するときには、意外と見落としがちなので、慎重にお考えください。
ビジネスは勝負です。

この競合に勝つ必要があるんです。

起業を勧めない理由②理学療法士の価値を見誤っている

続いて、理学療法士自体に価値があると勘違いしている人を見かけるようになりました。
(本当に価値がある理学療法士もたくさんいます)

stroke labの代表、金子さんも以下のような発信をされています。

<経済的自由、一発逆転、FIREを謳う療法士に対して物申す。>

理学療法士が一発逆転、FIREを目指すことは無理じゃないの?という動画ですが、これは「起業」にも当てはまると思います。

理学療法士に希少価値はある?!

理学療法士は、2021年6月現在、16万人を超えています。
(日本理学療法士協会の会員数は、129,875名 2021年3月末)

日本で15−64歳の、1000人に2人は理学療法士です。
500人に1人は、理学療法士です。

これだけだと、イメージつかないですね。

それでは、職場を想像してみてください。
職場に理学療法士はどれくらいいますか?

また、理学療法士の同期はどれくらいですか?

そうなんです!
結構います!

そう考えると、「理学療法士」自体に希少価値はなくなりつつあります。

リハビリ

理学療法士はとても優秀?!

これも残念な真実ですが、理学療法士ってそこまで優秀ではありません。
もちろん、優秀な人もいます。

多くの理学療法士は、基礎学力で優秀ではありません。
その証拠に、理学療法士養成校は偏差値50を切っているところが多くなってきました。

偏差値50を切るってことは、単純に高校の成績が平均以下でも理学療法士を養成する大学に入れる、ってことです。
誤解しないように伝えておくと、偏差値が全てではありませんし、理学療法士は「ヒト」としての価値も学力以上に重要な仕事です。

ただ、少なくとも勉強や試験では優秀ではないのです。

理学療法士が優秀ではないってことが言いたいのではなく、この現実を踏まえてビジネスを考えようってことです。

「医師」「弁護士」が持っている資格による権威を、「理学療法士」は持っていません。
そのため、「理学療法士」によりかかるのではなく、一工夫が必要なのです。

起業を勧めない理由③現在の職場でビジネスできていない

ここまでは、経営を学ぶ機会がないことや、理学療法士自体にはそこまで価値がないことを紹介しました。
起業を勧めない理由の3つ目として、現在の職場でも経営を学ぶ機会があるのに、活かせていないことが挙げられます。

ビジネスの成長チャンスを逃していると言っても過言ではありません。

あなたの給料の理由はわかりますか?

今、あなたのお給料はいくらですか?

続いて、質問です。

その理由は分かりますか?

お給料は、よく考えて設定されています。
病院の理事長や院長と言った経営陣が知恵を絞って設定しています。

なぜなら、人件費が高いと病院の経営を続けることが困難だからです。
かと言って、人件費が安いと、優秀な人材を雇用できません。

そのため、経営陣はその中間となるべく、設定しているのです。
従業員として雇用されていることは、その設定を知るとても貴重な経験です。

将来起業するつもりはなくても、知っておくだけでも貴重な知識です。
良く考えてみましょう。

給料の考え方は、下記事もご参照ください。

給料が上がるための工夫をしたことがありますか?

給料の理由を知っている方は、次のステップ。

給料を上げるための工夫をしたことがありますか?

給料は、いわゆる自分への売上です。
独立・起業した後は、事業の売上をどうやって上げるかを考え続ける必要があります。

その習慣を、雇用されている今から考えましょう。

方法は、カンタンです。
自分の給料を上げる工夫をすることです。

どうやったら、自分の給料が上がるかを考える。
考えたらそれに対して行動する。

行動した結果、成果がでる。
その成果をもとに、給料を上げる交渉をする。

この繰り返しを行うことで、独立・起業したときに大きな力となります。
また、今いる職場にとっても大きな貢献となるため、独立・起業を考えていない方でも、試してみましょう。

経費削減のための取り組みをしたことがありますか?

会社を経営していく上で、売上を上げることは先程紹介しました。
もう一つ、大切なことを紹介します。

それは、経費削減です。
会社の経営は、売上(厳密には利益)を上げることと、経費を減らすことの2つから成り立ちます。

経費削減って、節約とかどケチなイメージってありませんか?
それは、大きな誤解です。
この能力は、経営においてはとても重要です。

経営していると、売上につながらない経費を使っていることがあります。
その際に、この経費は売上につながっているのか?という視点で常に考える必要があります。

病院では、どんなことが考えられるでしょうか?

例えば、無駄な会議を減らす、です。
無駄な会議によって、その時間に人件費がかかっています。
これは、人件費(経費)の無駄使いです。

この会議がなくなれば、その時間に単位を稼げたり、残業がなくなるかもしれません。
そのような提案や視点を持って仕事にあたるべきです。

まとめ〜起業を勧められる人とは?

ここまで読んでくれた方は、きっと起業や独立へ不安なんだと思います。
不安で良いのです。

不安だから、準備するんです。
不安だから、こうやってこの記事にたどりつくのです。

アナタが起業・独立するために、とるべき行動を紹介します。

(1)経営の勉強、実践をする

(2)理学療法士の価値を過大評価しない(きちんとした価値判断ができる)

(3)現場でビジネスの実践をしている


いずれにせよ、今いる職場でできる範囲の活動をしてみましょう。
それを通して、独立・起業に向いているかを知ることもできます。

最後に、従業員も最高です。
病院だと、週に2日はお休みで自由な時間があります。

起業すると、24時間365日、仕事を忘れることはできません。
事業に集中しなければならないので。

だから、従業員しながら、週末は自分のやりたいこと(複業含め)に時間を使えている人は、案外最強だったりします。
なので、起業・独立にこだわらず、アナタにあった方法を探してみてください。

少しでも参考になれば、嬉しいです。

参考までに、経営を学ぶ上ですごく勉強になった本を紹介しておきます。

経営を学ぶ上で読んでおきたい!ビジネス書

UNIQLOの柳井社長の一冊。
経営者になるために必要な考えを、ワーク形式で学べる仕組みになっています。
自分が経営者として成長しているかを確認するため、何度も見返す本です。

リラクゼーションの「りらくる」がいかに店舗拡大をしたかを、詳細に書いてくれています。
店舗型ビジネスをするのであれば、真似できるポイントがたくさんつまっている一冊です。

起業当初は、誰もが弱者です。
弱者がどう市場で勝ち抜くかを、実例を多く取り入れて解説してくれています。

星野社長は、長い間読まれている、ビジネスの教科書的な本を大切にしています。
何をするか迷った時、答えは「教科書」にあります。

ちょっとした変化で、お客さんが反応する割合が変わることを教えてくれる本です。
見込み客をどう集客するかを教えてくれます。

売れている整体院は、どうやっているのか。
それを細かく、とても具体的に書いてくれています。

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