保険外で働く理学療法士の必需品!損害賠償責任保険

こんにちは!
私たちは、マンツーマン運動指導とフィットネスの複合センターを2年以上運営しています。
マンツーマン運動指導・フィットネスともに、医療・介護保険の枠組みではありません。
そんな立場からの記事です。

いざ、保険外や自費のサービスを行おうと決意した(実際行っている)ものの、損害賠償責任保険って何を入ったら良いのか悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する『理学療法士に必須な損害賠償責任保険』を知ると、誰でも簡単に理学療法士に必要な損害賠償責任保険を理解できます。

なぜなら、私は実際に保険取扱い代理店さんに相談したからです。

この記事では、損害賠償責任保険に入るべきかを説明した上で、損害賠償責任保険の具体的な注意点を3つご紹介します。

記事を読み終えると、損害賠償責任保険の理解が進み必要な損害賠償責任保険を選択することができます。

理学療法士は、自費・保険外でのサービスを行う際、保険に入った方が良いのか?

「保険に入った方が良いですか?」これは本当によく聞かれます。
「保険」の位置付けが分かっていない方に多い印象です。

答えは、「お任せします。」です。
少し冷たく感じるでしょうか?
理由は、「保険」の考え方を知れば分かると思います。
以下でご紹介いたします。

保険の正しい捉え方

保険は、確率は低いけど、損失が大きいことに、絶大な効果があります。

確率低確率高
損失小自己資金で備える自己資金で備える
損失大保険で備える!!行わない!!
保険の役割

<参考>個人の保険が中心なものの、保険の考え方を深掘りしたい方にはオススメです。

確率低いけど、損失が大きい例は、車の自賠責保険です。
事故を起こして、相手に後遺症を与えてしまった場合…数千万円もの賠償責任が生じるかもしれません。
こんな大金、払うことは難しいです。
これに備えているのが、自賠責保険です。
自賠責保険は、強制保険の位置付けで加入は義務です。
国が義務付けるほど、保険の価値があるわけです。

自賠責保険のように、確率は低いけど、損失が大きいものには、保険加入のメリットがあります。

理学療法士が関わる例では、以下のようなことが考えられます。

例)運動指導中、理学療法士がバーベルのセッティングを誤り、お客様の顔に落として、顔を傷つけた。
  お客様から、治療費を請求された。

この際、理学療法士の過失がみとめられ、損害賠償責任が発生します。
自己資金でまかなっても良いですが、まとまった金額が必要な場合が多いです。
個人で入る場合の保険料は、年間10,000円〜20,000円のものが多いです。
そのため、損害賠償責任保険に加入する意義はあると思います。

事業がお金の面で一発退場にならないために入る

例えば、マンツーマン運動指導の事業を営んでいる場合。
例のように、損害賠償のために費用がかかります。
事業は、収入と支出を工夫しながら進めていきます。
その中で、大きな損害賠償という支出が生じたら?

考えるだけでもゾッとしますね。
事業を継続できないリスクだけでなく、もし融資等を受けて事業を行っているのであれば、借金を背負うリスクまであります。
これらの最悪を想定すると、損害賠償責任保険に入る意義はあると思います。

精神的な安定を得るために入る

一発で閉業や借金の可能性がある中、攻めた介入が行えますか?
私は、難しいです。

車の例に戻します。もし、自賠責保険に加入せず運転したら?
めちゃくちゃ慎重に運転します。(良いこと!笑)

その気持ちで、マンツーマン運動指導を行うのは、ちょっとしんどいです。
もちろん、慎重に運動指導を行うのは大前提です。
ただ、慎重すぎないための手段として、保険は有効です。

結局、何の保険に入れば良いの?

マンツーマン運動指導においては、損害賠償責任保険が該当します。
運動指導者の過失によってお客様に損害を負わせた場合に、賠償してくれる保険です。
「そっか!じゃあ、早速、損害賠償責任保険に入ろう!」って方、ちょっとお待ちください。
理学療法士として加入するときには注意点があります。

理学療法士として保険に加入するときの注意点

続いて、理学療法士として損害賠償責任保険に加入するときの注意点を説明します。

日本理学療法士協会の保険

日本理学療法士協会では、全会員が保険に加入しています。

<参考>日本理学療法士協会の損害賠償責任保険

注意すべきポイントがあります。
それは、この保険は「専門職賠償責任保険」に該当することです。
専門職とは、「理学療法を行う理学療法士」です。
理学療法は、「医師の指示のもと…」と法律で定められています。

保険外や自費でマンツーマン運動指導を行う場合は、厳密には「理学療法」ではありません。
詳しくは、以下をご参照ください。

そのため、保険外や自費でマンツーマン運動指導が適応となるかは、分かりません。(前例がありません。)
なので、理学療法士=日本理学療法士協会の専門職賠償責任保険でOKではありません。
ここが、保険外や自費で運動指導を行う方の、1つ目の注意点です。

医業・医業類似行為や場所の適応範囲

「そうか、専門職に対する保険以外を探す必要があるんだな。」
理学療法士専門の保険以外を探し始めると、ぶつかる2つ目の壁があります。

それは、

  • 医業・医業類似行為は適応外
  • 場所の制限がある

の2点です。

専門の保険以外ですので、医業・医業類似行為は保険適応外です。
理学療法は医業のうち、診療の補助行為に該当します。
そのため、理学療法は保険適応外です。

民間の手技団体やセラピスト団体の保険を検討する場合は、この「医業・医業類似行為」がどのように記載されているかを確認しましょう。

もう一点は、場所の制限です。
例えば、施設内では適応であるものの、お客様のご自宅では適応外である場合等があります。
行う事業に照らし合わせて場所の適応範囲を確認しましょう。

損害賠償責任保険の適応にならない「自費リハビリ」

少しずつ損害賠償責任保険の見方が理解できたでしょうか?
最後にもう一つ、大切なポイントがあります。
それは、「自費リハビリ」が適応となる損害賠償責任保険はない(少ない)です。
そのため、「自費リハビリ」と名乗ることは、損害賠償責任保険適応の観点から(現時点では)オススメできません。

まとめ

保険外で働く理学療法士にとって、損害賠償責任保険は必須といえます。
一方で、間違って入ってしまうと、実際の事故の際に保険適応外ということが考えられます。
ご紹介したポイントを踏まえて、検討してみてください。

事業と照らし合わせることで、適応の保険が見えてきます。
少なくとも、理学療法士だから、これ!みたいなのはないので、しっかりと自分で調べて考えましょう。

実際の保険について、細かい部分をもう少し詳しくお聞きしたい方は、研修会を随時開催していますので、ご確認ください。

少しでも安心して事業を行えるよう、調べながらやっていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。

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