種類が多くて困惑!マシン導入にあたって考えるべきこと

日本リハフィット協会理事長實結樹です。

日本リハフィット協会研修会。フィットネスマシーンの導入について。
理学療法士向けのマシーンの導入ポイントの研修会

この記事を読んでいる方の中には、フィットネスクラブに通われた経験がある方も少なくないと思います。今は健康ブームもあり、どこでも運動をすることができます。都心部が中心であった24時間フィットネスも、今では地方にも進出しています。各クラブ毎に様々な特色が出ています。

また、各メーカーもマシーンを買ってもらうため、いろんな種類のマシーンを開発しています。通所介護に導入できるものからアスリートへ向けて導入できるものなど、その目的や用途は多岐にわたります。これだけの種類があると、フィットネスクラブをオープン時には、どれを選べば良いのか迷うことも多いかと思います。目的にあったマシーンを選択するのが一番ですが、今回はトレッドミルの検討方法についてご紹介いたします。

目次

トレッドミル(ウォーキングマシーン)

コチラを選択する時のポイントは、①ベルトの長さと幅、②ベルトのクッション性、③速度設定です。

①ベルトの長さが短いと、歩幅が大きい方や走行する方にとって目的とする運動ができません。そのため、できるだけ長さがあるものがのぞましいです。ベルトの幅がせまいと、歩行や走行をする際に窮屈さを感じます。この窮屈さはトレッドミルでの運動継続に阻害となることが多いので、できるだけ幅を確保しているものを選びましょう。

②ベルトのクッション機能が悪いと、歩行や走行で足の裏が痛くなることがあります。逆に、クッション機能が良いと痛くなるどころか平地よりもたくさん歩ける場合があります。導入を検討する際は、実際に歩いたり走ってクッション機能を確認しましょう。

③3つ目は速度設定です。一番遅い速度と速い速度を確認しましょう。シニアフィットネスでは遅い速度があった方が好まれますし、アスリート向けフィットネスでは速くないと物足りないです。遅さも速さも中途半端だと、利用者さんは平地歩行の方が良いという判断になりますので、できるだけ効果的な速度範囲を検討してから導入してください。

以上のように、マシーンを導入するにあたってポイントをおさえて検討することもおすすめいたします。利用者として利用するときにも、なぜこのマシーンをおいているかを聞いてみると、施設の想いがわかって良いと思います。

投稿者プロフィール

實 結樹
執筆監修

一般社団法人日本リハフィット協会 代表理事

国家資格(理学療法士取得)

脳卒中認定理学療法士

総合病院に10年勤務後、

埼玉県桶川市→上尾でリハビリ施設設立 5年目

2018年に日本離床学会で最優秀演題賞を受賞

臨床とビジネスの双方から挑戦を繰り返している

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